今回は、東京都新宿区の仲間の助っ人として施工をしました、BMW130i天井張り替えを紹介させて頂きます。今月、2台目の施工になりますが、前回と違うのは使う生地です。今回は、スエード調の生地のブラックを使用します。どんな感じに仕上がっていくのか楽しみですね。
では、施工前の写真を見て頂きます。
●BMW130i天井張り替え【BEFORE】

後ろからも撮ってみました↓↓↓

後ろからの方が垂れているのが分かりますね。このように垂れ垂れの場合、応急処置としてスプレー接着剤ではなく虫ピンや待ち針を使うことを当店はお勧めしています。下手に接着剤を使っても効果を見込めませんし、逆にクリーニング時に大変な思いをする場合もあります。分からない場合はお教えしますのでお気軽にご連絡ください。
●BMW130i天井張り替え【施工の流れ】
まずは、天井を外に出すために各部品を外していきます。

各部品を取ると、天井が落ちます。このまま出したいのは山々ですが、この状態で出してしまうと内装を傷付けてしまう恐れがある為、養生をしてから出していきます。


このように、養生テープや布を用いて天井の角を覆い、内装を守ってあげる必要がありますね。こんな感じに養生ができたら天井を出していきます。

天井を外に出せました。この写真を見ても垂れ垂れなのが分かると思います。この垂れた天井を新品同様に張り替えていきます。
●BMW130i天井張り替え【クリーニング】

垂れた天井生地を剥がしてみると、劣化したウレタンが出てきます。まずこの劣化ウレタンをブラシで取っていきます。
欧州車の天井が垂れる原因は、ウレタンの劣化になります。日本の気候にあっていないのがそもそもの原因ですね。

ブラシで劣化ウレタンを取ってもまだクリーニングは続きます。まだ天井に細かなウレタンが残っていたり表面がベタベタしていたりしています。この状態で、接着剤を塗布しても密着力が高まらないので新しい生地を張り替えてもまた劣化と関係なくすぐに垂れてきてしまいます。
なので、クリーニング作業はとても大事です。次は溶剤を使ってクリーニングをしていきます。

ここまで出来たらクリーニング終了になります。BMWの天井は特にベタベタしてたりするのでちゃんとクリーニングをすることが大切ですね。
次は、新しい生地と天井に接着剤を塗布し、張り付けていきます。
●BMW130i天井張り替え【張り替え後~の流れ】

貼り終えたら、余分な生地をトリミング+穴あけをしていきます。

完成しました。この後は、天井を車内に戻し、各部品を付ければ完成になります。
では、施工後の写真を見て頂きます。
●BMW130i天井張り替え【AFTER】


これにて施工終了になります。いかがでしょうか。スエード生地の天井もかっこいいですね。もちろん、純正に近い色を選ぶのも良いですし、100%同じ生地がないのなら少しカスタムしてみようかな。と違う質感の生地、色を選ぶのも面白いと思います。
お困りな事がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。