今回は、神奈川県横浜市の個人のお客様よりご依頼頂きました、アストンマーチンGTの天井張直しを紹介させて頂きます。
天井修理には、「天井張替え」と「天井張直し」があります。張り替えというのは、垂れてきた純正生地は使用せず、新しい天井専用生地に張り替える施工方法です。これに対し、張り直しというのは垂れてきた純正生地を再利用する施工方法になります。張り直し可能な生地は、アルカンタラ・本革・ビニールになります。金額面では、再利用の方が安くなると思われがちですが、実際は再利用(張り直し)の方が工数が多いため割高になります。しかし、純正素材を再利用するため他の部品との違和感が出ず、調和の取れた車内を復元できるという最大のメリットがあります。

今回は、アストンマーチンGTに使われている純正生地がアルカンタラでしたので、お客様より張り直しでの施工のご依頼を頂きました。

では、施工前の状態を見ていきましょう。

アストンマーチン天井張直し

見事に全垂れしています。まずは、この天井を車の外に出していかないといけませんので、各部品を外していきます。
天井が取り出せたら次の作業(クリーニング)に入ります。
通常は、垂れてきた生地を無造作にはがしていきますが、今回は張り直しなので純正生地を再利用するため汚さないよう注意が必要になります。劣化したウレタンを除去し、溶剤を使い更にきれいにしていきます。
クリーニング作業を終えたら、生地(アルカンタラ)と天井両方に接着剤を塗布し、張り直していきます。
それでは、施工後の写真を見て頂きます。

アストンマーチン天井張直し

施工終了になります。今回の施工、張り直しは工賃が高くなりますがその分再利用の為、純正のままの仕上がりになります。お困りな事がございましたらぜひお問合せください。
ご依頼ありがとうございました。

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